思い出から再び

誰にでもそれぞれの掛け替えのない思い出はある。私の中でも宝物のような思い出は数多くあるけど、一つだけ引っ掛かっていたものがあった。それはとてもワクワクして、楽しくて、切なくていろいろな思い出が詰まったTreasure Boxのようなものだったけど、なぜか心の奥にずっと封印されていたもの。しばらくしてこの話をする人もいなくなり、当時思い出を共有した仲間とも疎遠になり、自分の中でだけひっそりと存在していたもの。ふとした瞬間に「あれは何だったんだろう」と思う事はあっても特に気にも留めずに生活が続くうちに、完全に忘れ去られていたもの。それが、ある事をきっかけに皆のそれぞれの思い出が花開き、当時の記憶が瞬時に色鮮やかに戻った。

 

このお話は、ラグナロクオンラインのお話。今度は、またいつか忘れてもいいように記録を取る。またいつか、皆の思い出になったときにいつでも戻ってこれるように。いつでもまた、思い出に浸れるように。

 

1. はじまり

仮想通貨界隈のTwitterのとあるツイートから始まった。誰かが自分を形成したゲーム4選としてROをツイート。私は急に懐かしくなり、即座にコメント。

 

そんなことをやってるうちにどんどん人が集まってきた。特に誰も絡みがなかったけど、勇気を出してグループチャットを作成。集まった3人で朝まで思い出話に華を咲かす。そのツイートに反応した人をどんどんグルチャに招待し、いつのまにか10人も増えていた。それぞれサーバーも違うしプレイしていた期間も違うにもかかわらず、思い出話は尽きる事なかった。

 

 

 

 

 

 

2. 思い出の世界へ

そんなメンバーの誰かが我慢できなくなり忘れ去った世界への扉を開く。あの当時の高揚感が忘れられなくて、続々とログイン。

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全く変わっていないこの世界に心揺さぶられ、しばしプロ南で思い出に浸る。時間はあっという間に過ぎていった。

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当時と同じ音楽、雰囲気、ただ何をするでもなく朝までチャットしていた日々が突然よみがえる。この時、あのころの思い出はこの時のためにあったのかと涙が出そうになった。

 

 

3. ギルド結成

プロ南で遊んでいると見知らぬ人から闇ポタを出され、強制的に育成開始。こんな人のつながりが懐かしくてたまらない。懐かしさと楽しさで夢中になりながらぽぽりんを殴る。そしてエンぺリウムまでいただき、ここにギルド「かそーつーか」が誕生。

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さて、それではしばらくこのお話は続く予定です。思い出のラグナロクオンライン、このサービスが終了するまで続く、懐かしくて楽しくて、切ないストーリー。

 

つづく。